Lenovoのミドルクラスに位置するLegion Tower 5i Gen 8。
13世代Core i7とRTX 3060 Tiを搭載したゲーミングPCのゲーム性能を知りたい人も多いのではないでしょうか?
- コスパが良いゲーミングPCが欲しい
- LenovoのゲーミングPCの性能が気になる
- フルHDで多くのゲームを高画質で遊びたい
そこでは、本記事ではLenovoのゲーミングPC Legion Tower 5i Gen 8を実機レビューします。
ゲーミングPCの購入に参考にしてください
Legion Tower 5i Gen 8のスペック
Legion Tower 5i Gen 8 のスペックについて紹介します。
製品名 | Legion Tower 5i Gen 8 |
CPU | Core i7 13700 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX3060Ti 8GB |
メモリ | 16GB DDR5-5600 |
ストレージ | 512GB |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
マザーボード | B660 チップセット |
サイズ | 205*397*426 |
重量 | 約14Kg |
参考価格 | 179,850円(2024年5月モデル) |
Legion Tower 5i Gen 8には Core i7 13700 を搭載。
前世代CPUながら16コア(Pコア8+Eコア8)16スレッドの高性能モデルです。
CHINEBENCHスコアは以下のとおり。
- マルチスレッド 23762pts
- シングルスレッド 1887pts
マルチスレッド・シングルスレッドともに高スコア。
Core i7 13700 は16コアを搭載しているため、ゲーム以外に動画編集・3DCGなど高負荷な作業にも高速で対応します。
1コアの性能を測るシングルスレッドのスコアも高いため作業もゲームも高速!
Legion Tower 5i Gen 8の外観
Legion Tower 5i Gen 8の外観を写真付きで紹介します。
正面
Legion Tower 5i Gen 8の正面です。
Legionのロゴが存在感があり、高級感があります。
電源を入れると、ロゴが光ってカッコいい!
光り方も上品で落ち着きがあるため、インテリアの邪魔になりません。
天面は通気性が良い構造で、内部の熱を逃がします。
ケース上面のインターフェースは以下のとおり。
- USB3.2 Gen1 × 2
- イヤホン
- マイクロホン
- 電源
良くをいえばUSB Type-Cも欲しいですが、必要最低限でシンプルな印象です。
正面からも伝わるスタイリッシュ感!
側面
側面をみていきます。
サイドパネルはガラスパネルを採用し、中が見える構造。
電源を入れるとクーラーとファンが光り、ゲーミング感を演出。
完全に内部が見えないため、幻想的なライティングがインテリアの邪魔になりません。
反対側をみてみましょう。
配線はとてもキレイにまとめれていました。
左下に3.5インチHDDを2つ増設できるマウンタがあります。
右下の電源ユニットの上のスペースには2.5インチSATA SSDを取り付けるスペースもありました。
ストレージの増設をしたい人は参考にしてください。
背面
Legion Tower 5i Gen 8の背面をみていきます。
インターフェースは以下のとおり。
- USB3.2 Gen1×2
- USB2.0 ×4
- USB3.2 Gen2 Type-C×1
- オーディオポート端子
- イーサネットコネクター
USBポートが多い特徴がありますが、USB3.2 Gen1高速ポートが2つと少ない印象。
とはいえGen2 Type-Cもありますので、高速でテータ転送ができます。
GPUのポートは4つ。
- HDMI2.1 × 1
- DisplayPort 1.4a × 3
4画面まで接続できますので、ゲーム用と作業でモニターを分けるなど、用途の幅が広がります。
モニターの接続はGPUポートから行いましょう!
内部
内部を紹介します。
マザーボードはLenovoオリジナルB660チップセットを採用。
サイズはmicro-ATXくらいのサイズで、拡張性もできますが限定的です。
クーラーはLenovoオリジナルの空冷式。
ケースのフロントベントとの兼ね合いで、音は静かです。
ベンチマークを測定時など負荷時の際でも、ファンの音が気になることはありませんでした。
メモリはDDR5-5600の16GBを搭載。
ヒートシンクは搭載していませんが、DDR5規格でゲームも作業も高速です。
グラボはRTX 3060Tiを搭載。
Lenovo OEMモデルで2つのファンを搭載しています。
電源を入れると、GEFORCE RTX 3060Tiの文字が光ります。
派手すぎず単色で光るのがオシャレですね♪
ケースファンは背面に1基搭載。
冷却性能を上げたいなら、カスタマイズで天面に2基、前面に2基搭載できます。
いずれも120mmファンですが冷却性能・静音性に優れています。
ファンの音は静かで全く気になりません!
Legion Tower 5i Gen 8のゲーム性能をレビュー
Legion Tower 5i Gen 8のゲーム性能を紹介します。
FF14黄金のレガシー ベンチマーク
FF14の最新パッケージ黄金のレガシーのベンチマークです。
フルHD最高品質、DLSSを使用して非常に快適でした。
AMDのアップスケーリング技術「FSR」を使用すると、DLSSよりも高い結果に
スコア差は818と誤差レベルですが以外な結果でした。
FF15 ベンチマーク
重いゲームの代表格FF15のベンチマークを測定。
フルHD高品質で「とても快適」でした。
10,000超えのハイスコアです!
ブループロトコル ベンチマーク
アニメーショングラフィックが綺麗なブループロトコルのベンチマークを測定しました。
フルHD最高画質設定、「極めて快適」でした。
スコアは20,000超え!
ストリートファイター6 ベンチマーク
最新の格闘ゲームストリートファイター6のベンチマークを走らせました。
結果は100/1000、「快適にプレイできます」でした。
60fpsで張り付きで遊べます!
Fortnite(フォートナイト)
子供たちからの人気も高いフォートナイトでフレームレートを測定しました。
画質設定は低で設定。
結果は221fpsでした。
200fpsを超えるので、240Hzゲーミングモニターを活かして滑らかな映像を楽しめます。
画質設定を最高でも測定。
結果は137fpsでした。
競技向けに低画質設定でも、美しい映像を楽しみたい人でもカクつきなく遊べます。
画質を気にせず遊べます!
ApexLegends(エーペックスレジェンズ)
FPSゲームの金字塔ApexLegendsでフレームレートを測定しました。
画像設定は極で測定.
結果は144fps張りつけでした。
まずは低画質設定で測定します。
高画質でも遅延なく勝負できます。
144FPSで遊ぶには144Hz対応のゲーミングモニターが必要です!
VALORANT(ヴァロラント)
人気ゲームのヴァロラントで測定。
結果は735fpsでした!
軽いゲームとはいえ、驚異的な数値です。
次に画質設定を高で測定。
結果は703fpsでした。
高画質設定でも700fpsを超えるので、画質を気にせず遊べます。
最高画質で勝利を狙えます!
Legion Tower 5i Gen 8のカスタマイズについて
Legion Tower 5i Gen 8はカスタマイズモデルがあり、CPUやGPUを変更することができます。
そこで本章ではおすすめのカスタマイズ要素について紹介します。
メモリを32GBに増設
Legion Tower 5i Gen 8はDDR5-5600 8GBを2枚搭載しています。
高速メモリのため16GBでも問題はありませんが、重いゲームやゲーム配信時には少し弱い印象。
将来性を考えて32GBへ増設することをおすすめします。
将来性を考えると32GBがおすすめ!
ストレージを1TBに増設
Legion Tower 5i Gen 8の標準ストレージはNVMe M.2 SSD 512GB。
最新のゲームは100GBを超えるタイトルも多いため、ゲームを多く保存できません。
ゲームを多く遊びたい人はストレージを1TBへ変更しましょう。
動画編集など容量の大きいファイルを保存する人は、保存用として2ndストレージに2TB HDDを選べます。
ゲーム用にHDDを増設することもおすすめ!
ファンを追加
標準搭載で背面に1つファンを搭載しています。
冷却性やゲーミング感を演出したいなら、ARGBファンを前面×2・上面×2を選択しましょう。
冷却性を上げ、ARGBファンがゲーミング感を演出します。
ゲーミング感を強めたいならARGBファンを追加しましょう!
よりゲームに特化したい人向けのカスタマイズ
ゲーム性能をより求めたカスタマイズをしたい人はCPUとGPUをアップグレードしましょう。
CPUをIntel Core i7 14700KFへ変更
初期選択時のCore i5 14400Fでもミドルクラスの性能はありますが、重いゲームやフレームレートにこだわりたい人はCore i7 14700KFがおすすめ。
20コア28スレッド・最大クロック5.6GHzの高性能CPUでゲームを安定させます。
さらに上のCore i9 14900Fは驚異的な性能を誇るCPUですが、ゲーム目的だとオーバースペック気味のため、おすすめできません。
Core i7 1470KFは12,760円でアップグレードできますので、ゲームメインのPCにしたい人はアップグレードを推奨します。
CPUをNVIDIA RTX4070 SUPERへ変更
画質を気にせずゲームを遊びたいならRTX4070 SUPERがおすすめ。
フルHD以上の解像度に適しており、4K環境でもゲームを遊べます。
ゲーム配信時でもフレームレートが安定しますので、配信を考えている人はチェックしたいところ。
+77,000と高額のため、フルHD環境で遊びたい人はデフォルトのRTX 4060または、RTX 4060 Tiを選びましょう。
高解像度で遊びたいなら4Kでも対応するRTX4070 SUPERがおすすめ!
Legion Tower 5i Gen 8のレビューまとめ
本記事ではLegion Tower 5i Gen 8についてレビューしました。
Legion Tower 5i Gen 8 は Core i7 と RTX3060Ti で構成されたミドルクラスのゲーミングPCです。
フルHD解像度ならほぼ全てのゲームを高画質・高フレームレートで遊べるため、コスパが高いといえます。
オリジナル空冷式クーラーは、上品に光りつつもCPUをしっかり冷却するため、負荷が高いゲームでも安定。
ストレージの容量が小さい不満点はありますが、カスタマイズで増設できるため、ゲームを多く遊ぶ人は拡張しましょう。
PCケースは重くて持ち運ぶ際は大変ですが、逆を言えばしっかりとした素材で高級感があり、インテイアとしても活躍します。
ゲーム性能はもちろん、カッコ良いゲーミングPCを探している人におすすめのゲーミングPCです。